食の安全が最近特に叫ばれています。食品偽装、汚染米、そして食品添加物、これらから身を守る為にも、食について考えてみたいと思います。 ここでは、自然食品と有機JASマークについて見て見ます。
最近、食の安全が叫ばれています。 食品偽装、賞味期限改竄、汚染米(事故米)の流通、料亭での食材の使い回し、挙げだしたら切がありません。 これらから、身を守る為には、私達自身が食と言うものを良く見守っていかねばなりません。 その中で、私達の身近にあり、取り組みやすいのが、自然食品です。
自然食品とは、その字の示す様に、自然のままに近い食品の事を指します。 分かり易く言うと、化学肥料を使わず、更に農薬を極力使わずに作られた農産物と、天然の飼料だけで育てられた畜産物や魚介類の事を言います。
上記に加え、食品添加物(保存料や着色料)を使っていない味噌や醤油も自然食品に入ります。 更に、成分無調整の牛乳や、遺伝子組み換えをしていない農作物で作った食品も自然食品とする事もあります。
自然食品と言っても、今まで述べて来た様に、 範囲も広く、実際に流通している物の中には、自然食品とは名ばかりの、ひどい物もあります。 それでは、食品添加物や、残留農薬の危険から身を守るには、どうしたらよいのでしょうか。 一番頼りになるのは、有機JASマークの付いた食品を選ぶことです。
この有機JASマーク、普通のJASマークと違います。 マークは、右に雲、左に太陽が描かれ、その太陽と雲が重なった部分が、葉の形になっています。 この有機JASマーク、生産基準が厳しく、それに合格するのは、非常に難しい状態です。 したがって、このマークの付いている食品は、自然食品としては、安全だと言う事が言えます。 安心して食べられます。
食品添加物とは、食品の色や香りや味を良くする為に、あるいは、腐敗やカビを防ぐ為に食品に用いられます。 ただ、これらの食品添加物は、毎日何らかの 形で、私たちの体内に摂取される物ですので、その安全性が重要な問題と成って来ます。
この食品添加物の安全性を確保する為、合成添加物、天然添加物共に、種類・品質・用途等が規制されています。 現在では、食品に何が添加されているかを、全て表示する事が義務付けられています。 ただ、問題となるのは、表示されている添加物の物質名が専門的過ぎ、一般消費者に分かりにくい点です。 更に輸入食品の表示が不十分な点も挙げられます。